再発する大腸憩室炎、治す方法ってどれが最適?やっぱり手術?
大腸憩室炎って、再発するんですってね。
なぜ?
まず、大腸になぜ憩室という名の「くぼみ」ができるかというと、
要因の一つに腸の内圧が高くなることがあるのだそうです。
「くぼみ」と言いましたが、腸の中から見ると腸壁がくぼんでいる
ように見えるもので、外から見れば出っ張りです。
腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状に飛び出しているのです。
便秘などで腸内圧力が高まることで腸を取り囲む筋層の弱い部分から
腸管の内壁一部が出てしまうのです。
この憩室が1つや2つならまだいいのですが、たくさんできると、
中にはそこに食物カスが溜まるなどして炎症を起こす憩室も
出てきます。
そしてさらに増えると、あちこちの憩室で炎症が散発するようになり
発症を繰り返すようになる・・・、
どうもこのようなメカニズムのようです。
そんな大腸憩室炎を治すには?
手術で治すこともあるのですが、意外に手術はせずに抗生物質等で
治療する場合が多そうです。
でも、手術しないにしても治療には入院が必要だったり、
それを繰り返すのであれば、手術も考えたくなりますよね。
でも、穿孔(穴が開く)とか出血とかがないようであれば、
医者としては手術はあまりしないようです。
手術にはリスクも伴うので、最終手段ととらえるのが正しい
と思われます。